歌詞

あなたは今日亡くなりました。

今から見せるこの光景は、

あなたの全て、生きた証で

二度と戻れないものがたりで。

これを見終えた後で、

別の何者かに生まれ変わります。

もちろん何も、持って行けない

新たな旅が、待ってます。

平凡な家に生まれ、

大切に育てられました。

晴れた空に、咲いた花に

幸せを感じる日々でした。

自分より大切な、

人に出会い愛し合いました。

少しずつ、蝕んでいく心にも。

期待させちゃ悪いから

初めてついた嘘に、

君より泣くようなことは

どうにか避けたかった。

その大事な声も、届かないくらい

遠くまで夜が私を連れていく。

晴れた夜空に遠く光る、夏の大三角。

一人で見ればこんなにも、

遠く感じて。

揺れる花も星も景色も、

儚く寂しいものだと知る。

煙のように昇り消える、

ゆらゆら。

今なら言えそうだ、

伝えられなかったこと。

そんな時間も体温さえも、

私にはもうないから。

寂しがりな君のために輝くから、

「早く見つけて名付けてね。」

晴れた夜空に遠く光る、

小さな星１つ。

短い時を永久に、悔み瞬く。

長いしっぽが夜に架かる。

「次は君の好きな姿になって、」

「　　　　　　　　　　　。」

物語が終わる。

晴れた夜空に遠く光る、流れ星一つ。

君の名前を名付けた、

星が消えてく。

次も君のそばにいさせて。

なんて泣く君の顔が浮かぶ。

夜に揺らぐ視界と声、

ゆらゆら。