Lyric

気づいたときには君が少し遠くて

あの日の洗い物が　今さら胸に刺さる

使ったままのコップ　裏返しのシャツ

“当たり前”にしてたことが　全部ちがったんだね

洗濯機を回すだけで

やった気になっていた自分が恥ずかしい

干してくれたときの君の手間

想像すらしてなかった、ごめんね

君がくれた優しさが

言葉じゃなくても響いてた

でも受けとるだけじゃダメだったね

そろそろ僕も変わらなきゃ

嫌いになられたくなんてない

むしろずっと　そばにいたい

だからちゃんと気づきたい

君がずっと伝えてくれてたことに

トイレットペーパーの芯

シャンプーが切れてる朝

全部、君が黙って補ってくれたこと

気づいてた、でも甘えてた

“ありがとう”の一言さえ、遅れてたかもしれない

電気もテレビもつけっぱなし

「消しておいて」って言われる前に

ちゃんと見ていよう、君の手間も

君の気持ちも　これからは

君がくれた気づかせが

何よりも大事な愛だった

小さなこと、見逃さないように

そっとでも、ちゃんと返すように

忘れたくないこの思い

ふたりで育てていきたい

嫌いにならないでくれてありがとう

僕もちゃんと向き合っていくよ

誰より近いからこそ　気づけないこともある

でも、それでいいわけないって

やっと、胸で分かった

君がくれた優しさが

言葉より深く届いてた

今まで何も言わなかった分

これから全部で返してく

「ありがとう」がもっと言えるように

気づいて動ける人になるよ

遅くなってごめんね

でも、ちゃんと届いてたんだ