

掌ほどの
小さなさおを握りしめて
花びら積んだ
いかだが春をかきわけてゆく
流れは速く
胸だけ遅れてついてゆく
あなたの都へ
ただそれだけを目印にして
花いかだ 花いかだ
あなたの岸へ漕いでゆく
名もなき僕の
名も呼ばれたいその日まで
花いかだ 花いかだ
散るたび強く願いを継ぐ
一寸の身で
一生分の愛を乗せてく
袖ぬらしつつ
水面に映る城を見た
遠すぎる空
届かぬ恋と笑われてもいい
夜風が刺さる
それでもさおを止めたくなくて
冷えきる指に
あなたの笑顔 結びなおして
花いかだ 花いかだ
あなたの岸へ漕いでゆく
誰より小さく
誰よりまっすぐ願うから
花いかだ 花いかだ
散っても香る約束になる
一寸の影が
朝焼けよりも長く伸びる
もしも会えたら
どんな声で名を呼ぼう
刀も肩書きも
何ひとつ持たぬままで
「ここにいます」と
震える息で言えるだろうか
花いかだ 花いかだ
あなたの岸へ漕いでゆく
流れが裂いても
心までは奪えはしない
花いかだ 花いかだ
辿りついたらただ一言
一寸の僕が
あなたひとりに尽くすため来たと
- Lyricist
TADAO CHAN
- Composer
TADAO CHAN
- Producer
TADAO CHAN
- Saxophone
TADAO CHAN

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hanaikadanoissunboushi
TADAO CHAN



