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あの人はこれで成功してすごいだとか、何百万フォロワーだとか、他人の噂話で酒を噛み潰すような人生はうんざりだ。そうして選択した先、下手でも不器用でも続けたからこそ見た世界で、打ちのめされるような、胸が潰れるような思いを味わう。言葉はジクジクと効く注射のようなもので、生活の隙間に昨日の屈辱を思い出すのだ。何をしてても悔し涙が出てきたりして、喉の奥が縮こまる。世の中には指導者ヅラした、昔大きなナンタラをプロデュースしたとかいう経歴の大人たちが「お前は本当にダメだ」だとか「絶対売れない」だとか聞いてもないのに言ってくれるものだ。幸運だ、そのおかげで数々の曲に色を塗ることができたのだから。夢は鮮やかに薫る呪いだと思う。ずっと持ち続けて、届きそうで届かない、ひとつ叶えてもまたひとつ、日に日に広がっていく。私がちゃんと世に出て、そういう大人たちが「あいつは自分が指導してやったんだ」と酒の肴にされる日が来るまで戦いをやめない。
小松みゆ 群馬県伊勢崎市出身。 2017年11月〜2024年4月、アイドルグループ・SIR(サンスポアイドルリポーター)として活動。センターを2年連続獲得するなど、持ち前のとびっきりの笑顔で、全国のファンを魅了。2024年4月に6年半の活動を経て、グループを卒業。現在は、俳優・ソロアイドル・ギター弾き語りライブなど、その場を、世界に発信できるような、タレントのなるために活動中。