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本作は、日本ジャズ界が誇るテナーサックスのマエストロ・山口真文が、ファーストコール・ピアニストの片倉真由子と臨んだキャリア初のデュオアルバムです。テーマはウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックら新主流派と呼ばれるミュージシャンの1960年代の楽曲群。これらは次の世代に受け継がれるべき「次代のスタンダード」だ、との思いから『Next Standards』というタイトルになりました。息のあったふたりのスリリングで美しいアンサンブルをどうぞお楽しみください。
1946年佐賀県生まれ。1970年に川崎暸バンドでデビューを果たし、翌71年にジョージ大塚クインテットに迎えられる。74年に退団すると自己のカルテットでの活動を開始し、76年に初リーダー作『アフター・ザ・レイン』を発表。同年、鈴木宏昌コルゲンバンド(のちの〈ザ・プレイヤーズ〉)に加入し、ジャズ・フュージョンシーンの最前線で活躍する。81年にはトニー・ウィリアムス、ミロスラフ・ヴィトウス、ケニー・カークランドを従えた3rdアルバム『MABUMI』を発表。世界の頂点に位置するミュージシャンと対峙しながら自身の世界観を表現した、みごとな手腕が高い評価を受ける。現在も老舗ジャズクラブ・御茶ノ水〈NARU〉のレギュラー出演を務めるなど、日本のジャズシーンを牽引。2022年には、〈Days of Delight〉からコードレストリオによる『Trinity』をリリースした。
洗足学園音楽大学入学と同時に、幼少よりはじめたクラシックピアノをジャズに転向し、同大学を首席で卒業。2002年に奨学金を得てバークリー音楽大学に入学。2004年にpiano achievement awardとともに同大学を卒業。2005年ジュリアード音楽院に入学し、ピアノをケニー・バロンに、アンサンブルをカール・アレン, ベン・ウォルフに師事。在学中より、ハンク・ジョーンズ, ドナルド・ハリソン,エディ・ヘンダーソンら数々のジャズアイコンと共演。2006年、Mary Lou Williams Women In Jazz Piano Competitionで優勝するとともに、Thelonious Monk International Jazz Piano Competitionのセミファイナリストに選出。現在は自己のトリオをはじめ、土岐英史をはじめ数多くのトッププレイヤーからひっぱりだこで、文字どおりのファーストコール・プレイヤーとして日本のジャズシーンの先頭を走っている。
Days of Delight