囁いて 招く死神
見えたのは銀の三日月
遠ざかる意識 窓の外では
真っ赤な雫が落ちる
灯された部屋に描かれた
渦巻いた月の光は
もう誰も其処へ辿り着けない
過ぎ去りし記憶
やがて朽ち果てる
躰には何が残るの
最期ならば虚無でさえ
満たされるとでもいうの?
滅びゆくお飾りの栄光掲げ
手離せずに足掻いても
すべては平等に帰す
朽ち果てる焦燥に支配されていく
いずれ消えてしまうなら
その先を見る者無く
滅びゆくとしてもしがみ付く為に
罪の意識も殺して
強欲は止まらないの
なにもかも時は奪って
あぁ 抗う術はもう無い
- 作詞
海紅
- 作曲
HINODE
Seraph の“Crying Moon”を
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この手で包んだ骸が 歪んだ快楽へと誘い溶けた
ここは私だけの ——