別れ話ならぼくもそのつもりで
心の準備は済ませている
正直なところきみが泣いてくれて
ほっとした
黙り込んでしまったきみに
この期に及んで見惚れている
往生際の悪いやつだ
いっそ嫌いだって言って
先に躓いたのはどっちだっけ
思ってたよりもずっと痛いや
掠り傷から毒がまわれば
キスの余韻は死んでゆく
きみの墓標に花びらをかけて
この因縁を憐れんであげる
ぼくの墓標に花びらをかけて
この執着を弔ってくれ
それでいいよ
それでいい
独りよがりな夢を見ていたのは
お互い様だって分かっている
うまくやれなかったこと
してくれなかったこと
もう二度と抱き合わないだろう
二度と巡りあうこともないだろう
繋いでも繋いでも終わったなら
それまでだったって
先に躓いたのはこっちだって
思ってくれても構わないよ
横たわるその亡骸を
照らした夕日は茜色
今度こそはと思えど黄昏
ああきれいだったなあ
ただつまらない恋をひとつ亡くした
それだけ
きみの墓標に花びらをかけて
この因縁を憐れんであげる
ぼくの墓標に花びらをかけて
この執着を
きみの墓標に花びらをかけて
この因縁を憐れんであげる
ぼくの墓標に花びらをかけて
この執着を弔ってくれ
おねがいよ
おねがい
- 作詞
夢井みづき
- 作曲
夢井みづき
夢井みづき の“弔花 (2022 emo&groovy ver.)”を
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ピアノ弾き語りシンガーソングライター・夢井みづきの四年半ぶりのリリース!
スウィンギンでエモーショナルなビートに乗せて人生への肯定を歌い上げる表題曲『彗星』をはじめ、苦しみながらもものを作り続けるすべての人に寄り添う『俎上の鯉』、キラキラのポップスロック調だった原曲(2017年)からぐっと音数を減らし、ピアノとパーカッションだけでグルーヴィーにアレンジした『弔花(emo&groovy ver.)』の計三曲を収録。
アーティスト情報
夢井みづき
ド派手に弾き、ド派手に歌え! ピアノ弾き語りシンガーソングライター。 ソウルフルな歌声とグルーヴィーなリズム感に定評があり、体ひとつとピアノ一台で日夜客席を湧かせている。 愛知県名古屋市出身。1994年3月31日生。 歌手である母親に影響され、生誕直後から歌を、そして2歳からピアノを始める。 11歳から地元名古屋でソロライブ活動に明け暮れ、2012年、大学入学を期に上京してからは、活動の場を東京に移し現在に至る。 夢は、ピアノ弾き語りで会場にモッシュを起こすこと。
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