Something Is Wrong in a Good Wayのジャケット写真

Something Is Wrong in a Good Way

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トラックリスト

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暗いフェスティバルEDMの単調な4つ打ち(four-on-the-floor monotony)や、内省的すぎるインディーロックの憂鬱(brooding atmosphere)、そして冷たく調教された完璧な歌唱(perfect vocal delivery)を徹底的に手放した、眩しい陽光と生命力がハジけるアップビート・ポップです。脳で理解する前に身体が勝手に同期してしまうBPM133の「動き優先のグルーヴ(bright movement-first groove)」のなかで、予測不能なリズムの裏切りが心地よい快感をもたらす、極上のサニー・カオス・エナジー(sunny chaos energy)を描き出しています。

「放置したはずなのにずっと熱いままのコーヒー、勝手に閉まる窓、いい意味で何かが狂っている日常の愛おしいバグ。忘れていた名前が少し歪んだ形で記憶に戻ってくるような、世界がほんの少しだけ斜めに傾いた瞬間の愛おしさ」。過剰にドラマチックな演出に逃げることなく、誰もが思わずステップを踏んでしまうようなウイルス的な身体反射(viral physical reflex design)が、暖かみのあるテープサチュレーション(warm tape saturation)の質感によって瑞々しく表現されています。

最大の快楽は、開始2秒で誰の声か瞬時に識別できる圧倒的な肉声のキャラクター(voice identifiable within 2 seconds)。完璧な美しさや正確さ(Not beautiful, Not perfect)を誇るのではなく、どこかイギリス北部を思わせるイントネーションの曖昧さ(Northern English ambiguity)をはらんだ女性リードは、ヴァース(Aメロ)ではグリッドの裏20msを泳ぐように気怠く歌い(sings behind beat)、サビ(コーラス)に突入した瞬間に弾けるように前へ同期(snaps forward)。サビのたびにフックの手前で1拍が丸ごと消失する「拍の引き算(one missing beat per hook)」を発生させ、そこで自身の歌詞に驚いたような本物の笑い声(laugh hidden in chorus)や、母音の「o」が不気味に潰れるエラー(vowel collapse)をあえてシグネチャーとして残しています。

音響面では、わずかにピッチのズレたdetunedベースの脈動と、細かく刻まれるスタッターハイハット(stuttering hi-hat)が楽曲の体幹を支え、中盤のブリッジでは1小節分の完全に明るい無音(one bar bright silence)という過激な引き算を敢行。最後は「what is—」と言いかける言葉をノーモーションで噛みちぎり(one word bitten off)、最後の「hot」という一撃の瞬間に、リミッターがゲートをプツンと遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂(cut)へと着地する、引き算の美学の最高峰です。

アーティスト情報

  • Negi0723

    Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。

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