Lyric

燦々と花吹雪いた

焼き付いていた 柔らかな表情

散っていくのは 消えていくのは

言葉も花も変わらないから

優しい人になりなさい

物は大事に使いなさい

あなたが全部教えてくれたんだよ

あなたが望んだ私になった

巣立っていけ 何も持たずに 夢を見ていた

失うことで軽くなった 始まりの季節だ

身体が宙に離れていく

小さくなった街並み 鮮やかな桜の海だ

夕方帰りの道で

連なっていた二つの影も散っていくんだ

霞んでいくのは 涙が溢れてしまったから

あなたの傍で眠りたい

同じ夢を見ていたい

幸せ悲しみもいつか頭の隅に

季節が移ろい風化していく

巣立っていけ 振り返らずに

営んでいた月並みほどの暮らしでも素晴らしいと知った

失うことで分かっていく

死角もないほどの部屋も 酷く大きく見えた

きっと足りないことが増えていく

満たされないことも増えていく

幸せだった

厚着になった花冷えの朝

不安も希望膨らんでいく

憂いても桜の蕾は芽吹くでしょう

巣立っていって

光っていた未来羽ばたいて夢見させて

巣立っていけ 何も持たずに 夢を見ていた

失うことで軽くなった 始まりの季節だ

身体が宙に離れていく

小さくなった街並み 鮮やかな桜の海だ