言い訳だけを切って貼り付けるような
日々を薄めていったよ
霞んだ目 覗き込んだ途方もない青
背中乗せて走ったよ
曖昧な光と影
散々転んだ坂で
いたずらをしたように
ほくそ笑んだ
晴れた日を沈めた水底
手で掬った腐った夏の夢
朝になる痛みを帯びた部屋
誰かの手が揺らいでいた
日々を奪ってく光を見たよ
彼らがそれを朝と呼ぶなら許そう
諦めろ
諦めるんだ、と
もう二度と分かり合えないんだろう
- 作詞
A To Fade In
- 作曲
A To Fade In
A To Fade In の“水を汲む”を
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- 1
されど偽りの日々
A To Fade In
- ⚫︎
水を汲む
A To Fade In
新メンバーのAoi Yumi(Ba)を迎えての初リリース作品。
1曲目の「されど偽りの日々」は、バンド結成当初の3人編成時代から演奏している代表曲を4人編成にてリアレンジした、自己省察と後悔を元にしたためた手紙のような楽曲。2曲目の「水を汲む」は、夏の気怠さ、朝の光、クーラーの人工的な涼しさ、過去の罪の意識が入り混じった心象風景を描いた楽曲となっている。
両楽曲ともエモやポストハードコア、北海道のバンドシーンなどを参照し、ツインギターを生かした繊細さと時に激しく歪むアンサンブルを特徴としつつ、A To Fade Inらしい内省的で諦念が滲んだ歌詞が楽曲の核として潜んでいる。
ミックスは前作「瞼の裏」に引き続き上條"KJ"雄次が担当、ジャケットワークは写真作家NaNaHaによる作品を使用。
アーティスト情報
A To Fade In
都内で活動中の4人編成バンド。Shoegaze、90’s emo、New Wave、Post-hardcore、北海道エモシーン等に影響を受ける。 耽美的な情景や遠い記憶を想起させる音像と言葉、冷たくもエモーショナルな楽曲を用いて孤独な心象の描写を試みる。
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