歌詞

街の灯りが滲む帰り道

吐く息が白く混ざってく

手をつなぐたびに　少し照れて

でもね、それが好きなんだ

信号待ちの小さな時間も

隣にいるだけで幸せで

「寒いね」って笑う声が

今日いちばんのぬくもりになる

マフラーの中　ふたりの距離

風も　もう怖くないね

なのに君の手だけ　どうして冷たいの？

ポケットの中で　そっと包むよ

あたためてるのは手だけじゃなくて

私の心も一緒にぬくもってく

冬が来るたびに　また思うんだ

君のそばが　いちばんあったかい

コンビニで買った　ホットココア

「一口ちょうだい」って奪うと笑ったね

指先に触れた瞬間

胸がキュンと鳴ったんだ

手袋を買いに行こうよって

選ぶふりして繋いだ手

君の手が少しずつ　ぬくもってくたび

なんだか　心まで近づく気がして

冷たい指が　私を探すように

握り返した瞬間　世界が優しくなった

凍える夜も　君となら

雪が降っても　きっと笑える

この季節が終わるころも

手をつないでいたいんだ

君の手がもう　冷たくなくなるまで

このぬくもり　離さないでいよう

あたため合える恋がここにある

そんな冬が　ずっと続きますように

白い息が　ひとつになって消える

ねぇ、冬って　いいね