Lyric

「初めまして」と君の心は

檻の中からか細い声で

僕の耳を劈いた叫びは

どこか助けを求めるようで

笑ってみせた君の顔は

何かを貼りつけているようで

その内側の真っ黒な傷口を

僕は見つけてしまったんだ

それでも君はその傷口を

その痛々しい心の内を

突き破るように

抉り出すように

手を伸ばしてくれた

足掻く力も 耐える気力も

前に進むための希望でも

僕があげるから

あぁ 僕が掴んだ君の腕は

歪な苦しみが刻まれていた

触れるべきか躊躇った

壊れてしまいそうなほど

優しい顔をしていたんだ

それでも君が僕の腕を

掴み返してくれるならば

僕の全部をあげるよ

君の心を温められるなら僕は

なんでもできる

「虚勢を張って」

なんにでもなれる

「何者でもない僕を」

痛みも感じないし

何も怖くない

君が居てくれるなら

「君は受け入れてくれた」

僕を掴んだ君の腕は

誰よりも何よりも優しかった

震えながら強がった

溢れてしまいそうなほど

優しさを君がくれたんだ

それなら僕は君を守るから

いつまでも君の隣

居続けさせてください

君となら地獄だって

傷だらけのままで笑いあった

闇の中で手を繋いだまま

僕らこんなにも幸せなんだと

こんな不幸せの中でも

この痛みも

この苦しみも

君だけが優しく照らしてくれたから

君は光