Lyric

夜霧の奥に　くちびるが揺れて

グラスの中　愛しいひとかげ

口笛ひとつ　絡む煙に

ふたりの夢が　また滲んでゆく

酒と涙に　酔いしれて

くちづけよりも　熱いまなざし

忘れられない　あのひとの影

夢酒場で　今も待ってる

黄昏染まる　交差点の角

見送る背中　声は届かずに

ため息つけば　風がしのびこむ

残した夢が　まだささやいてる

酒と涙で　まだ消せない

くちびるよりも　深いまなざし

あの日のままの　あのひとの影

夢酒場で　まためぐりあう

ふたり歩いた　雨の路地裏

傘の隙間に　ぬくもりを見た

時は流れて　街は変わるが

あの夜だけは　色褪せない

風にまぎれた　あのひとの声が

記憶の中で　今もささやく

胸の痛みは　今も癒えぬまま

夢の酒場で　また灯ともる

酒と涙に　またあおって

まなざしだけが　語るくちびる

あえぬ夜でも　忘れぬ面影

夢酒場に　希望を探す

酒と涙に　酔いしれて

くちづけよりも　熱いまなざし

忘れられない　あのひとの影

夢酒場で　今も待ってる