Lyric

上手く 言えないな

後出しみたいだ 一人 ぽつり

酷く 眩しいな

それは正しいか 迷い ぽつり

夢の中 沈みこんだ

どこからか 覚束ない

見慣れていたんだ

吐き出した声の 行き先も知らない

伸ばしたその手は 届きはしない

後味は苦く より深々と噛み締めた

何度目の夜 小さな私

呟いてたんだ

上手く 言えないな

足跡をなぞり 一人 ぽつり

酷く 侘しいな

それじゃ足りないな 悔やみ ぽつり

陽の光 隠れていく

仄暗く 灯された

一本の蝋燭

指先を撫でる 火花は優しくて

痛みを覚えて 私と重ねて

赦しを求めた 音ひとつない部屋の隅

届くことなく 錆び付く声

呟いてたんだ

いつか零してしまった言葉は

今は跡形もなく

全て 気にせずにいたいよ

それでも 忘れたくない

吐き出した声の 行き先も知らない

伸ばしたその手は 届きはしない

後味は苦く より深々と噛み締めた

夜明けの中を歩けるように

呟いてたんだ