

桜並木の道の外れ
逃げ込んだ僕はまだ冬
花の便りのビルの影は
いつもより肌寒いね
借りたままの本に引かれた線に
うららかな君がうつったみたいで
可笑しくなったんだ
4月の空はまだ
僕には眩しくて
深夜の境目で
虚な僕は少し疲れたよ
愛されたいと願っても
嫌われまいと光ってもでも
僕は君にはなれなくて
この際どうしよう性懲りも無く
非を打つばかりの毎日
昔から変わらぬアイロニー
夜は無性に寂しくて
もう五月蝿い消えてください
季節外れの風が吹いて
いい加減にしておくれよ
ひしゃげていても僕の影は
いつも通りの形で
寂れてがらんとしてる見慣れた街で
エキストラだね歩く僕たちは
後悔を背負っている
明日明後日何があって
そんなことなら俺にわかんねぇ
人は不完全 自分勝手
いつの間に夏が僕を嫌って
どうせもう僕のこと
忘れてんだろ いっそ君のこと
歌詞にしてるなら
いつか吐き捨てよう
嫌になったらまた元に戻そう
ガラスの向こう側
居場所はないようで
朝日が雲間から
自慢げにひょいと顔を出したから
愛されたいと願ってて
嫌われまいと光ってて
僕は君になれるかも
しれないから性懲りも無く
非を打つばかりの毎日
昔から変わらぬ態度で
夜は無性に寂しくて
もう一度 側に来てよ
- 作詞者
gokuraku alien, 夢句
- 作曲者
gokuraku alien, kai
- リミキサー
現代サブマリン

やさしいみらい の“或る春の日”を
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やさしいみらいの1st EP
アーティスト情報
やさしいみらい
神奈川県横浜市出身。ブラックミュージックのルーツを軸に、"いいから手ぶらで踊ろう"をテーマに掲げ、ポップな感性でアップデートを重ねるバンド“やさしいみらい”。社会へのささやかな反骨心と、誰も置き去りにしない優しさが、その音に息づく。切なさの奥に確かな光が差す“未来”を描いている。 高校の同級生である松本レン(Vo)と夢句(Rap)によって宅録ユニットとして2022年のコロナ禍に結成された。Voの弟である松本カイ(Ba)、偶然公園で出会った小泉至(Dr)、SNSで繋がったナツナ(Key)が加わったことを皮切りに本格的にバンドとしての活動を開始。
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