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歌詞

渚に生きる

Blue Ladder

江ノ島の空と海が

パレットの上に残っている

海沿いの灯台

飛んでいく飛行機と

絵を描いている君 眺めている

車道側 歩く坂道

無人交番前すり抜けて

二人乗りで帰る

軋む黒い自転車が

「君が重いわけじゃない」と笑っている

サイダーをグラスに

注ぐ音が耳に残る

レンガ道 オレンジの

すばな通りから海が溢れてきた

踏切が開く前に

君の目をこぼれ落ちた

悲しそうな声で

「大丈夫」と笑い

テトラポッドを意味もなく眺めている

踏切で流す涙

はぐらかし君はどうして

袖がないワンピース

日焼けが嫌だと

そばかすをつけて笑う

いつも寄る古い本屋の

自転車置き場で足を止めた

1番奥の棚 大粒の涙と

君に似ているヒロインが待っている

エスカーに乗らずに

荒い息をして頂上を目指した

物語ラストシーンで

泣きじゃくるあの気持ちが

角砂糖が溶けて

消えていったように

胸の奥で広がった

脱ぎ捨てたスニーカー

もしもいつかあの夏の日

隠し事しないで

全部話せたら

踏切が開く前に

君の目をこぼれ落ちた

悲しそうな声で

「大丈夫」と笑い

テトラポッドを意味もなく眺めている

踏切で流す涙

はぐらかし君はどうして

袖がないワンピース

日焼けが嫌だと

そばかすをつけて笑う

僕に何が出来るだろう

  • 作詞

    おさべたかし

  • 作曲

    髙浦充孝

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ドラマー、高浦''suzzy''充孝によるソロプロジェクト「Blue Ladder」の初のアルバム『sofar』。

本作は彼の20代最後の日である2024年9月9日にリリースされ、「日が沈んでから登るまでの時間の情景や心情」をテーマに、これまでの人生で親交を深めてきたミュージシャンたちと作り上げた渾身の1st Full Album。

歳月を重ね、年老いた時、このアルバムを聴き返し20代を思い出して笑ったり泣いたりする。そんな特別な時間を想像し、20代を終えるまでの道のりを共にした仲間たち、そして彼を導いた恩師たちも招き作り上げた全9曲。

高浦''suzzy''充孝 / 髙浦充孝 のこれまでの歩みが詰まった記念すべき第一作。

アーティスト情報

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