Time Bend Front Cover

Lyric

Century

Kine Lune

荒れ果てた丘の上 幾世紀もの時を見送ってきた

僕は古びた幹 孤独な夜にひび割れた体

癒えることのない傷口から 樹液(サップ)が静かに滴り

乾いた土に落ちては 色褪せた夢を潤(うるお)す

風が運ぶのは 君が植えたプルメリアの香り

僕の木陰で 僕らはいくつもの約束を囁いたね

けれど時間は ちぎれ雲のように流れ去り

落ち葉の上に ただ埃だけを残していった

この愛の樹液は 決して枯れることはない

たとえ乾いた季節が 野原と心を焼き尽くしても

深い根へと 僕はゆっくりと流れ続ける

決して訪れることのない 君という雨を待ちながら

愛の樹液は 木の髄(ずい)の中で温かく

目には見えずとも 今も脈打ち 耐え忍んでいる

かつて歌っていた野原は 今や涙の静寂に沈み

石の隙間からは 小さな芽が顔を出している

君が僕の手のひらに 残していった希望のように

僕はそれを 決して離さぬよう静かに抱きしめる

おお、この乾いた地を歩く 疲れ果てた魂よ

僕の前で 倒れることを恐れないで

僕はただの古い木や 枯れ葉ではないんだ

朝露も、古い歌も、そして囁かれた祈りも

夜風が君の名を運ぶたび すべて守り続けている

この愛の樹液は 決して枯れることはない

たとえ海の嵐が 水平線をなぎ払おうとも

僕は凛と立ち 傷跡を河へと変えてゆく

かつて君が「家」と呼んだ場所へと 流れるために

愛の樹液は 大地の根のように永遠(とわ)に

君が沈黙の中で約束した 春を待ち続けている

…もしも いつかの夕暮れに君が戻ったら

ここに座って 身を寄せておくれ

僕は今も あの古い幹のままだよ

温かな樹液を湛(たた)え

流れることに疲れを知らない愛を持って

君の方へ……

  • Lyricist

    Kine Lune

  • Composer

    Kine Lune

  • Producer

    Kine Lune

  • Vocals

    Kine Lune

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