いつからか割れた穂先と
閉じられないスケッチブック
うすく積もったホコリが
今日も白い目を向ける
桜の咲いた先には
恒例の特大セール
色眼鏡をかけて
額縁を叩き売る
未来のこと 分からなくて
空想して 足を止めた
このままじゃ ダメだって
そんなの知ってんだよ
手当たり次第の道具を振り上げろ
後悔の蕾を切り刻め
君の選んだ絵筆とその色は
何一つ間違ってはいない
端くれになった僕らの地図を
この手で縫い合わせよう
ただ色に色を重ねる
透明を見過ごすために
書き初めた真一文字は
後戻りを封鎖してる
根拠もなく 自我をかざし
「うるさいな」と 振り払った手は
もう届かない 繋げないな
僕はどうすりゃいいんだよ
手当たり次第の希望を口にして
綺麗事ばかりと自嘲した
発芽した心は 息をする
僕らが今日を生きるために
手当たり次第の言葉を狙い撃て
ひとひらの花弁も踏みしめろ
理由なんて後でも構わない
今日の一寸先を得るために
紙切れに描いた僕らの夢を
その手で拓いてみせて
- Lyricist
Ru_paaP
- Composer
Ru_paaP
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FILBERT
Ru_paaP
るーぱあPが15歳で作詞作曲をし17歳で発表した処女作。
Artist Profile
Ru_paaP
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