Lyric

わたがし飲み込んだ喉

見つめずとも鳴り出した鼓動

鼻の奥広げるベビーカステラ

耳揺らしだす音頭

眠たそうにぐずついた空

ジメジメと見下ろしてくる

短く切り揃えたその黒髪

浴衣も霞んでいる

アスファルト

破る雑草

まるで私の恋心

敵わなくて

叶わなくて

こじ開けたくなる衝動

わたし　あなたに全て捧げるの

命だって濡らしてもかまわない

でもなんでか最後はみんないつも

やつれて参っちゃうの

わたがしのように甘いわたしに

その喉　焼かれたように

わたがし飲み込んだ喉

ようやく飲み込んでくれたの

短く切り揃えたその黒髪

邪魔者も消えました

街は一層　夜の深層

眠る貞操　伸びる月光

街の喧騒　夜の幻想

さぁ　わたしで夢を見よう

私　私の全て捧げても

尽くして愛注いでも

でも渇いてく　挙句は孤独

満たされることはないの

捧げるのも愛注ぐのも

全部自分のためなのかな

だからいつまで煮ても焼いても

満たされず孤独なのかな