歌詞

梅雨明けの窓辺に　腕をあずけ

髪を揺らす風に　目をつむれば

タチアオイの淡いピンク色が

きみの背丈こえて　揺れていた

過ぎゆく季節から　取り残されて

まぶた開き香る　夏の風

まばたき　一瞬の届かない

スローモーションで

白く融けてゆく腕を

捕まえてよね　まばたきの向こうへ

ためらい　一瞬を踏みだせない

セピアモーション

高く立ち上がる雲が

真夏の青に　まばたきの向こうへ

すれ違いのエコーズ　うなずきかけて

窓にそよぐ風が　全部さらった

まばたき　一瞬の届かない

スローモーション

夏風　髪先たどって

微笑んだまま　まばたきの向こうで

まばたき　一瞬を焼き付けた

セピアモーション

高く立ち上がる雲を

捕まえてよね　まばたきの向こうへ