歌詞

力強い腕が暴れる身体を強く抱いて

物語が遠く遠くへ沈んだ

徐に口づける甘美な記憶 淡い香り

密に触れる指先が何もかもを奪っていく 噛み締めて

ああ、私を置いて行かないで 曝け出して

ああ、此の身体に染み着いた あなたの声

手錠と足枷でも 足りないくらい愛されても

私はいつも独りきりだと思う 埋もれてゆく

見つけ出して

ああ、どうか忘れて行かないで

此の赤い涙が 流れている間だけ

少しだけ

ああ、私を置いて行かないで 曝け出して

ああ、此の心に染み着いた

あなたが私に青を刺れるなら

それもいい 痛いのは平気よ

毎晩あなたが溢れて悶え苦しんだとしても

それもいい 愛だから

手に入れたものは全部 激しく散っていくばかり

温もりも音も消えていくから

"君の声が好きだからあの曲を歌ってよ"

消えないように 声を腫らして現在を歌う

現在を歌うよ