Lyric

カーテンの隙間から　午後の光が滲んで

あの日みたいに　柔らかくはない

君が出ていったあとも　僕はここに残った

何も言わずに　嘘だけが部屋に残った

コンビニの袋の中　ひとつ分の夕食

君が好きだった味は　もう選ばないようにした

鍵を返して、もういいよ

君がいたこの部屋にも

優しさを装った傷が　まだ残ってるけど

あの日の涙も　言い訳も

今はもういらない

僕は自分を赦すために出ていく

何が本当だったかなんて　もう確かめなくていい

嘘も愛もすれ違いも　全部きっとあったんだ

君のスマホの光が　夜を照らしてたあの日

僕の知らない誰かに　笑ってたことも

だけどもういいさ　壊れたものを

何度繕っても　元には戻らない

鍵を返して、もういいよ

「許す」って言葉は使わない

でも君に費やした時間を

悔いては生きない

選ばれなかった僕だけど

選び直せるさ

誰のせいにもせず　僕は出ていく

カーテンを閉めたら　夜が少し静かだった

「忘れない」なんて言わないけど

君のいない世界に　一歩踏み出すよ

ありがとうも　さよならも

鍵と一緒に置いていく

鍵を返して、もういいよ

君がいたこの部屋にも

優しさを装った傷が　まだ残ってるけど

あの日の涙も　言い訳も

今はもういらない

僕は自分を赦すために出ていく