Lyric

ひとのこころが とおざかる

きみのこころに しがみついて

さしだすことばも ないけれど

ひとになみだを みせられず

こころにおもたい ふたをしめて

じぶんをおいこみ ひかりをとざしてた

わたしはなみだを にじませる

にんげんなんだと きがついた

ひとはきどあいらく くりかえす

とてもいそがしい いきものだから

とおざかるあなたの せなかにわたしは

そっとつぶやいた きょうまでありがとうと

あなたはたびする くものように

べつのまちへと ながれてゆく

あなたのあとを おいたいけれど

わたしはでんしんばしらのように

とどまることしか できなかった

そらをとぶとりにでも なったようなきで

ひとをみくだす たかびしゃなひとがいる

だけどそれは うぬぼれだから

わたしたちはだいちに ねをはって

かぜにふかれる にんげんだから

だいちこそが にんげんのそら

くもはないたり わらったりしながら

まちをながめて そらをながれる

ひとはないたり わらったりしながら

ひとをみつめて だいちをたびする

とおざかるあなたの せなかにわたしは

そっとつぶやいた きょうまでありがとうと

あなたはたびする くものように

べつのまちへと ながれてゆく

あなたのあとを おいたいけれど

わたしはでんしんばしらのように

とどまることしか できなかった

ひとはきどあいらくを くりかえす

そらもきどあいらくを くりかえす

だからにんげん そのものが

そらなんだと しみじみおもう