掌に滲んだ温い砂の匂い
あの空に浮かべて
躊躇いながら さよなら云う
_
ポツリと佇む
息を潜めてた止まったブランコ
ポカンと漂う
日に照らされてた土の匂いを
伸び伸びと草木が咽る小径に
残した小さな足跡が
静かに消えてしまうその前に
家路を急いで向かう
息を切らしながら走る帰り道に
追いかける魔物が
疲れて消えて見えなくなる
_
ポツリと呟く
風がゆっくりと触れて消えていく
ジワリと漂う
汗が乾いてく泥濘む匂いを
ぎゅっと握った丸い小石が
心の傷を舐めている
魔法が消えてしまうその前に
家路を急いで向かう
掌に滲んだ温い砂の匂い
あの空に浮かべて
躊躇い 見上げ さよなら云う
息を切らしながら走る帰り道に
追いかける魔物が
疲れて消えて見えなくなる
- 作詞
ピアノララバイ
- 作曲
ピアノララバイ
ララバイブラザーズ の“影法師”を
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- ⚫︎
影法師
ララバイブラザーズ
- 2
サブリナ
ララバイブラザーズ
- 3
原罪意識と罪悪感の異国風ワルツ-長い睫毛に暗い欲望を添えて-
ララバイブラザーズ
- 4
キミと僕と秘密の庭で
ララバイブラザーズ
- 5
秋のテーマ
ララバイブラザーズ
- 6
かくれんぼのテーマ
ララバイブラザーズ
- 7
でたラめララバイ
ララバイブラザーズ
- 8
午睡のきみ
ララバイブラザーズ
- 9
レトリカル・スウィング
ララバイブラザーズ
- 10
麦わら帽子
ララバイブラザーズ
- 11
雨の通学路
ララバイブラザーズ
- 12
粉雪
ララバイブラザーズ
- 13
日没幻視
ララバイブラザーズ
- 14
まちぼうけ
ララバイブラザーズ
ララバイブラザーズのベストアルバム『ララバイブラザーズのエキス』が17年の時を経て、サブスクリプション形式で登場します。
「卑屈ですけど、何か?」
アーティスト情報
ララバイブラザーズ
ピアノララバイとギターララバイからなる二人組み。血縁の真偽については未確認。 ピアノとギターをバックに、ノスタルジック、エロティック、はたまたナンセンスな詞を卑屈に歌い上げる。音楽的なスタイルとしてはジャズの影響が強いような、でも、ジャンルはそれほど意識はしていない。
GOK RECORD