ララバイブラザーズのエキスのジャケット写真

歌詞

麦わら帽子

ララバイブラザーズ

蝉時雨を浴びて 自転車で駆けてく

疎らな木漏れ日の中

草むらの近くで 稲子が急に飛んだ

猛スピードで飛び去ってく

あの時よりも少し疲れかけた向日葵

無邪気に燥ぐ元気な僕にお辞儀

麦わら帽子 汗を拭って

脱げば知らぬ風が優しくそっと撫でる、僕を

ゴム草履の鼻緒 砂利が付いて痛む

帰り道 急ぎながら

乾いたシャツの汗とプールの塩素の匂い

過ぎた時間と引き替えに贈り物

麦わら帽子 畦をすり抜け

脱げば赤く垂れた稲穂が手招きする、僕に

鮮やかに輝く夏の日は蜉蝣

心の在処は残る空蝉のよう

麦わら帽子 片蔭が伸び

脱げば夏の褪せた匂いが記憶になる、ずっと

赤く染まる雲が僕の背を見守る・・・

  • 作詞

    ピアノララバイ

  • 作曲

    ピアノララバイ

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ララバイブラザーズのベストアルバム『ララバイブラザーズのエキス』が17年の時を経て、サブスクリプション形式で登場します。
「卑屈ですけど、何か?」

アーティスト情報

  • ララバイブラザーズ

    ピアノララバイとギターララバイからなる二人組み。血縁の真偽については未確認。 ピアノとギターをバックに、ノスタルジック、エロティック、はたまたナンセンスな詞を卑屈に歌い上げる。音楽的なスタイルとしてはジャズの影響が強いような、でも、ジャンルはそれほど意識はしていない。

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