蝉時雨を浴びて 自転車で駆けてく
疎らな木漏れ日の中
草むらの近くで 稲子が急に飛んだ
猛スピードで飛び去ってく
あの時よりも少し疲れかけた向日葵
無邪気に燥ぐ元気な僕にお辞儀
麦わら帽子 汗を拭って
脱げば知らぬ風が優しくそっと撫でる、僕を
ゴム草履の鼻緒 砂利が付いて痛む
帰り道 急ぎながら
乾いたシャツの汗とプールの塩素の匂い
過ぎた時間と引き替えに贈り物
麦わら帽子 畦をすり抜け
脱げば赤く垂れた稲穂が手招きする、僕に
鮮やかに輝く夏の日は蜉蝣
心の在処は残る空蝉のよう
麦わら帽子 片蔭が伸び
脱げば夏の褪せた匂いが記憶になる、ずっと
赤く染まる雲が僕の背を見守る・・・
- 作詞
ピアノララバイ
- 作曲
ピアノララバイ
ララバイブラザーズ の“麦わら帽子”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
影法師
ララバイブラザーズ
- 2
サブリナ
ララバイブラザーズ
- 3
原罪意識と罪悪感の異国風ワルツ-長い睫毛に暗い欲望を添えて-
ララバイブラザーズ
- 4
キミと僕と秘密の庭で
ララバイブラザーズ
- 5
秋のテーマ
ララバイブラザーズ
- 6
かくれんぼのテーマ
ララバイブラザーズ
- 7
でたラめララバイ
ララバイブラザーズ
- 8
午睡のきみ
ララバイブラザーズ
- 9
レトリカル・スウィング
ララバイブラザーズ
- ⚫︎
麦わら帽子
ララバイブラザーズ
- 11
雨の通学路
ララバイブラザーズ
- 12
粉雪
ララバイブラザーズ
- 13
日没幻視
ララバイブラザーズ
- 14
まちぼうけ
ララバイブラザーズ
ララバイブラザーズのベストアルバム『ララバイブラザーズのエキス』が17年の時を経て、サブスクリプション形式で登場します。
「卑屈ですけど、何か?」
アーティスト情報
ララバイブラザーズ
ピアノララバイとギターララバイからなる二人組み。血縁の真偽については未確認。 ピアノとギターをバックに、ノスタルジック、エロティック、はたまたナンセンスな詞を卑屈に歌い上げる。音楽的なスタイルとしてはジャズの影響が強いような、でも、ジャンルはそれほど意識はしていない。
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