歌詞

雨の通学路

行く手に輪を描く無機質な水たまり

初々しく呼び止めているようで　長靴を踏み入れる

荒れ狂う空模様を遮る黄色の傘

錆びついた琺瑯看板の文字が　狭い視界を占める

振り向くな！　　昨日の膝小僧の擦り傷が

思い出したようにヒリヒリと軋みだしてる

ああ！　驟雨は地面を煙らせ　しぶきの雨声が足音を消す

荒れ狂う急流に浮かべた笹舟は

無造作な空のリズムを避け　大海原を往く

冒険だ！　　後を追う、険しく長い道

ざわめく蛙と雨が奏でる不協和音

ああ！　驟雨は水面を煙らせ　　しぶきの雨声が足音を消す

忘れモノだ！　　視界は鮮やかに開けてく

潜めてた木々の呼吸慌ててときめきだしてる

ああ！　木漏れ日は地面から生えているよう

黄色のまだら模様　乱反射する

ララバイブラザーズの“雨の通学路”を

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ララバイブラザーズのベストアルバム『ララバイブラザーズのエキス』が17年の時を経て、サブスクリプション形式で登場します。
「卑屈ですけど、何か？」

ララバイブラザーズ
ピアノララバイとギターララバイからなる二人組み。血縁の真偽については未確認。ピアノとギターをバックに、ノスタルジック、エロティック、はたまたナンセンスな詞を卑屈に歌い上げる。音楽的なスタイルとしてはジャズの影響が強いような、でも、ジャンルはそれほど意識はしていない。
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