歌詞

夜の帳が下りて(長い夢を見て)

街の火が紅く灯ったら(煙管 くゆらせて)

今宵も紅ひいて 鏡よ鏡よ

世界で1番美しいでしょ？

さあ、おいでこの眼見て

(指切りをしましょう)

あなたはもはや逃げられない

(嘘はやめなんし)

まるで蜘蛛みたいにそっと待つのよ

けどそうしてるだけじゃつまらないわ！

綺麗に結った髪を解いて

着物なぞる指 躊躇しないでよ

私を買って　仮初の愛

「手に入れたつもり」にさせてあげる

かこめ　かこめよ

かごのなかには

とりなんていない

よあけのばんは

あなたでさえも

だれかわからず

くちにはこんで

きづくこともない

価値なんていらないわ

(あなたの匂いも)

誰も彼もがただのディナー

(あなたの指さえ)

たまゆら夕化粧で　鏡よ鏡よ

昨日愛してたのは 一体誰かしら

見えないもの ばかりでいいわ

愛した人さえ 分からないもの

月下美人の様に死ぬまで

食べ続けて さあ 今夜は誰？

綺麗に結った髪を解いて

着物なぞる指 躊躇しないでよ

私を買って仮初の愛

「手に入れたつもり」にさせてあげる

一夜ごと 1人消え

忘れたの あなたの味も

蜘蛛の糸 手を伸ばす

願いさえ 叶うことはない