歌詞

朝の足立区は　少し冷たい風が吹きます。

薄暗いままの心を　そっと抱え込んでいます。

だけど墨田川沿い　夕焼けが美しいのです。

迷いだらけでも　光があると信じたいのです。

走り抜ける新宿　誰もが急いでいます。

見失いそうな自分を　ずっと探しているのです。

渋谷のスクランブルにも　小さな奇跡があるのです。

品川駅ビルの影で　涙こぼれそうになります。

台東区の思い出は　なぜか胸を苦しくさせます。

それでも大田区の空に　明日を夢見ています。

葛飾の片隅でも　笑顔を忘れたくないのです。

押し寄せるノイズに　心が揺れてしまいます。

それでも小さな声で　生きていると叫ぶのです。

世田谷の坂道も　希望に染まると願うのです。

江戸川の風に吹かれ　思い出を整理しています。

叶わない夢でも　それが生きる糧になります。

夜明けの豊島区で　朝陽を見上げて決めました。

どんなに苦しくても　わたしの物語を歩むのです。

このトーキョウキセキを　ずっと信じ続けたいのです。