炎のように
悲しい眼をしていた君が
瞼閉じて瞳に残る光の全て
捨ててしまえたら
幸せになれるか
レコードは止まり
空は悲しみを暮れない
果てしない夕闇を
彷徨う旅人となり
その隣
君が最期まで大切に守った一つだけが
寄り添い歩めるなら
君には
やっぱり終わりが必要だったんだろうな
もしも寂しくなろうものなら
そうなる前に
抱き締めて温めてあげよう
君はそれを感じられないことを
悔やむきっかけさえない
安心してほしい
悲しいだけの世界はもう終わったんだよ
君を失った僕は
君が失った僕じゃないのだから
輝きとか
存在とか
全てを洗いざらい白に戻して
最期の続きを描き直せるよ
君なら
大丈夫
そう祈る
いつまでも弔いのつもりで詩を書きたくはない
林檎が腐っていたか毒が塗られていたか
なんてどうでもいいから
これからの話をしたい
月日は随分と流れたけれど
このままじゃ何も良くならないんだ
葬儀は君が望んだ通り静かに終えた
まだ墓参りには行けない
あの曲は世に出せなかった
理由は俺も知らない
誰かを責めてもキリがない
それにそんなことじゃ君は笑わない
世界には薄灰色の雨雲がかかっている
君の声を聞きたくて
録音機を再生させる
一緒に歌ってみる
オクターブ違いで二人が重なる
音楽は良いな
ずっと一緒に居られる
使えなかった合鍵
鳴らなかった携帯
君の全てを世迷言にしてしまった世界に
まだ雨は降りそうにないな
それなら俺がやるべきことはもしかしたらって
またこんな曲を
- 作詞
GOMESS
- 作曲
Toki, GOMESS
Toki の“Memento mori (feat. GOMESS)”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Nato (Introduction)
Toki
- 2
Aeon
Toki
- 3
Loss (feat. BLKZEN)
Toki
- 4
Breathe (Revival)
Toki
- 5
Escape (Revival)
Toki
E - 6
Unconscious
Toki, TAKUMI
- 7
Contour (Revival)
Toki
- 8
Vasa (Revival)
Toki
- 9
Cure
Toki
- 10
Gone (Revival)
Toki
- 11
Ruina (feat. Afra Cheng)
Toki
- ⚫︎
Memento mori (feat. GOMESS)
Toki
E - 13
The End of my Weakness (Ending)
Toki, TAKUMI
- 14
Loss (feat. BLKZEN) [Instrumental]
Toki
- 15
Memento mori (feat. GOMESS) [Instrumental]
Toki
Toki2作品目となるアルバム “RENATUS”
ワールドワイドなスタンスを一貫し、メロディックハウス、トラップ、ヒップホップに悲壮感漂わせるメロディーを落とし込んだカテゴライズに囚われない作品。「感情の再生」をテーマに制作したメランコリックかつ重々しい、しかしどこか儚い音を詰め合わせたアルバムとなっている。
ニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するアメリカ人ラッパーBLKZEN、サンフランシスコで出会いともに共作を行った中国劇伴作家のAfra Cheng、日本からは唯一無二の言葉を吐き出すポエトリーラッパーのGOMESS、日本拠点のバンドSTRIXよりキーボードアーティストのTAKUMIをそれぞれ客演として迎え入れた。
1stアルバムのANNIHILATIONのような直線的な激しさとはまた異なり、「人間個々が持つ深層心理」を重々しくもメロディアスに奏でる音楽が詰め込まれている。
そして、このRENATUSは、第3作品目への火種とも成り上がる。
アーティスト情報
Toki
神戸出身中国上海育ちの音楽プロデューサー / トラックメーカー / DJ 作詞作編曲、Remix、劇伴音楽、サウンドデザインまで幅広く音を手掛ける 中学卒業まで中国の上海に在住。 ビジュアル系バンドの活動から本格的に音楽に打ち込み、大学を卒業後、約5年間アメリカに移住し、サンフランシスコでは映画音楽を、ニューヨークでは本場のヒップホップシーンでラッパー達とのセッションやDJ、レコーディングエンジニア、ビートプロデューサーとしてのキャリアを積む。 国内外のアーティスト達をフィーチャリングした楽曲リリースを皮切りにTokiとしての活動を開始。。 自身の音楽コンセプトを "DYSTOPIAN BASS"(退廃的世界観電子音楽)と定義付け、ベースミュージックにシアトリカルかつエッジ、ヘヴィさを際立たせる展開を落とし込んだエレクトロミュージックを創り上げる。 プロデューサー活動と並行し、クラブイベントにも出演を重ねる。 ライブではクラブシーンを中心に、ダブステップ、トラップなどレイヴムード全開のライヴセットプレイを展開し、エモーショナルかつロックムード漂うDJプレイスタイルを披露する。 時には美しくもどこか儚いハウスミュージックを展開したりと、多様性のあるDJプレイを表現する。 2023年には自身のアルバムリリースイベントとして渋谷CLUB ASIAにて主催イベント「SHIN TIME PARADOX」を決行。自主企画として200人の動員を達成した。 3年連続の倖田來未の楽曲公式RemixやBANDAI NAMCOプロデュースコンテンツの電音部への楽曲提供、NISSAN DESIGN CHINA広告映像音楽提供など、多方面での実績を積み上げている。
Tokiの他のリリース
GOMESS
TIMELESS PRODUCTION