LIFE TIMEのジャケット写真

歌詞

生きている事は素晴らしい事だ

mizu plus

ざんざんぶりに降られたり

散々な目に合ったり

だんだん気分が落ちたりもする

全然元気なかったり

わんわん一人で泣いたり

懇々 神に祈ったりもする

急に空しくなったり

1人で抱える孤独

吐き出す場所すらもなく

ただ

何もしたくなかったり

意味もなく悩んだり

存在理由探したりして

日々、日々 過ごしている

だとしても

生きている事は素晴らしい事だ

「まったくそうは思わない」

異論は認めよう

それでもさ

生きている事は奇跡的な事だ

70兆に1の可能性

掴んで生まれた

とは言え うだつの上がらない

革命待ちの毎日に

正直、参ってしまいそうにもなる

「一体いつまで待ったら

思い描いた未来が来るの?」

そんな事ばかり考えている

誰かにイライラしたり

そんな自分嫌ったり

それでもまた怒ったりもする

自分勝手で気分屋で

社会的にもダメダメで

「存在してる価値もない」

ってまた思ったりもするけど

それでもさ

生きている事は素晴らしい事だ

「まったくそうは思わない」

異論は認めよう

だけどさ

生きている事は奇跡的な事だ

心が躍り出すような事も

たまにはあるから

何もないな この人生は

特筆すべき特技もお金もない

けど

「何もない」と思っている時点で

感じ取れる心は持っていて

それだけで

それだけで

それだけでもう十分すぎるよな

生きている事は素晴らしい事だ

先なんて誰も分からない

今を生きようよ

ひたすらに

生きている事は奇跡的な事だ

70兆に1の可能性

掴んで生まれた

70兆に1の可能性

それが僕らだ

  • 作詞

    飯田 正樹

  • 作曲

    飯田 正樹

LIFE TIMEのジャケット写真

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このアルバムは3曲だけで構成されているが、mizu plusの持つ豊かな音楽性を存分に味わうことができる。

1曲目の『東京』は、その名の通り東京をテーマにしたシリアスなバラードだ。
その巨大な街で日々を生きる人びとの寂しさと哀しみを、しっとりと切実に歌い上げている。
渡辺貴志の丁寧かつ繊細なアレンジが光る。

2曲目は『生活はつづく』。
アコースティックギターの繊細な音色と、飯田正樹の優しい歌声が耳に心地よい。
我々はたとえ好きな人が自分から離れて行ってしまって悲しみに囚われても、いつも通りに生活を続けなくてはならない。
そんなとき、この曲が心の支えの一つになってくれるだろう。

アルバムラストを飾る『生きている事は素晴らしい事だ』は、キャッチーなメロディーに心が躍る、軽快なロックミュージックである。
この世界で上手く生きていけない人びとに、それでも「生きている事は素晴らしい事だ」と、説得力のある歌詞とメロディーと演奏で伝えている。

これらの楽曲はいずれも毛色の異なる音楽なのだが、人の弱さや悲しみを包み込む柔らかな優しさは通底している。
この『LIFE TIME』というミニアルバムからは、mizu plusのメンバー2人が、人びとの生の営みに対して向けている温かな眼差しを、ひしひしと感じることができる。

アーティスト情報

  • mizu plus

    mizu plusは、何歳になっても少年のように笑う飯田正樹と、飄々としながらも、知的な面も併せ持つ渡辺貴志による2人組バンド。 飯田正樹は、キャッチーなメロディーを生み出すことに長けた心優しきシンガーソングライターである。 かつて不登校だった彼は、世の中で上手く生きていけない人びとに寄り添うかのように、切実な歌詞と多彩なメロディーを紡ぎ出していく。 渡辺貴志は、繊細で丁寧な指さばきが身上のギタリストであり、さまざまな音楽機材を自由自在に使いこなす。 早稲田大学を卒業している彼は、高い知性と規律でmizu plusの音楽を裏から支えている。 2人の相異なる個性によって形作られる楽曲たちには深い味わいがあり、バリエーション豊かで、聴く者の心に優しく沁みわたっていく。 ちなみにmizu plusというバンド名は、有名恋愛ゲーム『ラブプラス』から着想を得たものであるが、そのゲーム内容とバンドの曲風に関係は全くない。 メンバー2人がそのゲームを好きなわけでもない。

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