Lyric

ゲームセンター帰り道

雨ざらしで帰ってた

そこにあった瞬間を

繋ぎ止めずに歩いてた

感情なんて割り切って

フィルター越しにしてしまえば

抱いてるこの痛みも

夏の夜空に消えるでしょう

俺の街はつまらない

政策ポスター剥がれてた

古ぼけた街灯が

誰かの帰りを守ってた

環七沿いを歩いたら

誰かの寝息響いてる

あなたの体温忘れてしまって

明けになったら終わりさ

あなたの細胞、全部変わって

すれ違うだけで終わりさ

知らないあなたで終わりさ

根拠を歌ってよ 宛はないけど

輪廻を超えても 君はいないけど

日々は既に色褪せて

酸になってしまってた

テナント募集の張り紙が

「非可逆性」を語ってた

環七沿いを歩いたら

あなたの世界続いている

背中の汗が乾いて夏が終わる

不可逆的なもんさ 大抵は

誰も主役になれないね

君の不幸になれないね

あなたの体温忘れてしまって

明けになったら終わりさ

あなたの細胞、全部変わって

すれ違うだけで終わりさ

素敵なあなたは終わりさ

根拠を言ってよ 宛はないけど

情緒を歌ってよ 先はないけど

輪廻を超えても 君はいないけど

落伍者の烙印に慣れてしまえば

こんな風に笑えなくてもいいからさ