歌詞

なつのおと

絹

どうしても忘れられない日があるの

背伸びした夏の記憶

甘い甘い甘い短い物語

汗ばんだ手を握ったまま

海に沈む君の影が

波を打って泳いでる

泳げない私は君につかまって

遠く遠くまで流されてった

夏の音

蝉の鳴く声

通り抜ける風

咲くひまわり

笑う君

春の終わりに

霞む音と共に

どこにいるかわからない君を

思い出すんだ

名前以外何も知らない君と

公園で花火したなぁ

熱い熱い熱い飛び散る火花は

まるで私たちみたいね

バケツの中濁る水は

歪む影を引っ張ってた

きっともう会えない気がするから

名前以外何も聞かなかった

夏の音

砂をする靴

火が消えた花火

鳴る携帯

俯く君

星が綺麗だって

駅まで歩いて

たわいもない話をして

君と別れたんだ

夏の音

胸の奥から鳴る

駆け足の歌

喉が詰まる

ありふれたものが

一瞬にして変わる

君の音に

夏の音

蝉の鳴く声

通り抜ける風

咲くひまわり

笑う君

春の終わりに

霞む音と共に

どこにいるかわからない君を

思い出すんだ

作詞者
絹
作曲者
絹
レコーディングエンジニア
Takahito Yamamoto
ミキシングエンジニア
Takahito Yamamoto
マスタリングエンジニア
Takahito Yamamoto
ボーカル
絹

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なつのおと

絹

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なつのおと
絹

今は連絡先も、どこにいるかさえわからない。好きとか嫌いとか、もうそんな感情はないけれど何故か忘れられない人。蝉の鳴く声、通り抜ける風、咲くひまわり、砂を擦る靴、火が消えた花火、そして笑う君。
夏が来るとふとした瞬間に、フワッと君の匂いがして胸がキュッとする、そんな淡く無形な思い出を駆け抜けるようなサウンドで包み込みました。