Lyric

仰ぎ見る

薄闇の空に

下弦の月

さよなら

冷えきった指先くるんで

優しさに包まれて眠れ

暖かい背中に頰を寄せ

見上げた月

切なく祈っていた

消えそうな胸の

奥底に縋りついておいで

平凡な明日が続くように

僕らのくだらない悲しみは

虹のように色を変えて

ここから染み付いていくよ

振り出しに戻って

また希望を探して

自由と不変を頼りに

それでもまた花を飾ろう

通り雨過ぎるまで

君の歌を聴かせて

言葉は千切れて

狂おしいほどに

夜明けを求めて

終わりに向かって

尖っていく

あなたは教えてくれたでしょう

わたしの身体に刻んだでしょう

いらないと叫んでいた

未来に託して

いつかまた出会える

この光が消えても

重ね往く記憶と

忘却の跡先に

暗闇を恐れたあの頃の幼さ

僕らを守るよ

振り出しに戻って

また希望を探して

自由と不変を頼りに

それでもまた花を飾ろう

通り雨過ぎるまで

君の歌を聴かせて

言葉を集めて

狂おしいほどに

夜明けを求めて

終わりに向かって

走って行け