歌詞

色褪せた花を憐れむように抱く

透明に塗られた証左

乱反射繰り返すノイズ

聞き覚えのある音が鳴った気がした午前の残像

まだ笑顔を覚えている

切り取られたフィルムみたい

「ここではなんにだって成れるんだよ」だなんて言って

これが望んだ世界の形なの？

揺れる心這う衝動

捻れた電子の虚空に

叫ぶ声は放たれてすぐ飲み込まれていく

抗おうともがくほど落ちてゆくその身燃やして

あなたを探す　無の地平の先で

閉ざされた1シーンのその両端

人造の夕映が濃く泡のように張り付いた

忘れてもいいよ　変わっていいよ

それでも抱き締めるから

まだ涙を堪えている

割れ出した氷の上

「ここでは全部許されるんだよ」だなんて言って

錆びついた柵を越え身を投げた

揺れる心這う衝動

哀し気に踊る火花

握る手と手は振りほどけて引き離されていく

抗おうともがくほど吹き荒れる嵐の中

あなたを辿る　無の地平の先で

沁みる体温もかけがえのない記憶も

0か1かの解像度で残されたもの

作られた想いでも決められた未来でも

あの日をあなたを迎えにいく

揺れる心這う衝動

捻れた電子の虚空に

叫ぶ声は放たれてすぐ飲み込まれていく

抗おうともがくほど落ちてゆくその身燃やして

あなたを探す　無の地平の先で

揺れる心這う衝動

哀し気に踊る火花

握る手と手は振りほどけて引き離されていく

抗おうともがくほど吹き荒れる嵐の中

あなたを辿る　無の地平の先で