Lyric

曇り空眺め

溜息吐こうとして思いつく

この前見つけた

お気に入りの場所へ

行けば変わる気がした

水たまり映る

鈍色は酷く歪んで見えない

人は俯いて

足早に何かに向かって歩いていた

何か自分が一歩引いて街を

見ている気がしたんだ

一人で寂しいなんて

思いはないけれど

何故か辛いのは嫌なはずなのに

辛いことばかり想う

でもドアをくぐれば

もう思わず笑顔になれるよ

雨はぱらぱら降り続ける

だけど不思議と心は跳ねていたんだ

午後の予定を全て無くしてみて

ぽっかり空いた穴に

うれしいを詰めこんで

止まない雨は無い

なんて独り呟いてみたけれど

雨の日でさえも

なんとなく好きになってきた

気がしたんだ

窓ガラス映る

賑やかな人々は明るくて

いつもと違う

好きなものに囲まれいつもと違う顔

いつか何かになりたいなんて

夢を持ってたなんて

思い出したけど

今じゃ何にもなれないや

何故か痛いほど分かるけれど

いや言えない言えないんだ

ドアをくぐって

さあ心機一転すれば良い

雨はさらさら流してゆく

心の中の好きも嫌いもまとめて

過去振り返りもほどほどに

さっぱり空いた跡に

うれしいを詰めこんで

雨はぱらぱら降り続ける

だけどなんだか心は跳ねていたんだ

午後の予定を全て無くしてみて

ぽっかり空いた穴に

うれしいを詰めこんで