Lyric

夜がそっと　部屋に降りて

机の隅の　古びたペン

言葉にならぬ　想いのしずく

風がめくる　日記帳に染みる

あなたへ綴る　小さな手紙

届かぬ声の　残響たち

時を越えても　消えぬ記憶

涙に揺れる　紙の海

季節が幾度　巡り過ぎても

あの日の笑顔　胸に咲いて

名前を呼べば　風が鳴いて

灯りは消えず　奥にともる

あなたへ綴る　小さな願い

破れぬページ　夢のまま

時を越えても　抱きしめてる

涙に濡れた　記憶の葉

もしもこの声　届くなら

最後の行に　そっと書く

「ありがとう」と　風に乗せて

あなたへ綴る　小さな手紙

今も心で　響いてる

時を越えても　生き続ける

風がひらく　記憶の帳

風が止んでも　心の奥で

あなたと生きる　この想いは消えない