夏に、落ちた。のジャケット写真

歌詞

夏に、落ちた。

K1M1

浴衣の袖が揺れて

見慣れた駅の改札

人波にまぎれてた君が

なんだか知らない誰かみたいで

ポケットに入れた手紙

しわくちゃなまま出せず

「どうでもよくなれたらいいのに」

なんてきっと嘘だった

屋台の灯りに飲み込まれて

君の笑い声が遠くなる

今さら話す勇気もないから

せめて、この夜を焼きつけたい

花火が咲いて

夜空が泣いた

ふたりの距離

何度も測って

手紙に書けなかった名前を

胸の奥で何度も呼んだ

咲いて

消えて

風に攫われて

言えなかった言葉は

あの一瞬の光と一緒に

夏に、落ちた

君のいない駅前

お店の看板だけが変わってた

風鈴の音が耳を刺す

去年の夏はまだここにいる

置き去りの手紙が机の隅で

黄ばんだ時間をまとってる

届かないって分かってても

まだ、開けられないままで

あの日の君は

今も優しい

だから痛い

ずるいくらいに

書きかけの

想いが疼いて

名前も呼べない距離になる

打ち上がる音

遠ざかる夢

「また来年ね」って

笑った日

手紙にしたためた希望を

どうか、どこかで拾ってよ

咲いて

消えて

終わりを知っても

未練じゃないと言い聞かせた

この胸の痛みごと 抱きしめて

夏を、見送る

「好きだった」じゃ

足りなくて

「忘れるね」も

嘘になって

二人の時間にしがみつくほど

大人になれないままだ

夜空に書いた

手紙の跡

誰にも読めない

約束を

ひとつひとつ

失っていくたび

少しずつ

強くなれたかな

咲いて

消えて

また巡る夏

思い出になるにはまだ早い

けれどきっと 君もどこかで

あの夜を 想ってるといいな

  • 作詞者

    K1M1

  • 作曲者

    K1M1

  • プロデューサー

    K1M1

  • レコーディングエンジニア

    K1M1

  • ミキシングエンジニア

    K1M1

  • マスタリングエンジニア

    K1M1

  • グラフィックデザイン

    K1M1

  • シンセサイザー

    K1M1

  • ボーカル

    rina

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