Lyric

夕暮れに染まる町を見下ろす

この部屋からは出て行けないな

君と見ていた白黒テレビが

映らなくなってどれぐらいだろう

すぐそばにあった未来

語らう夢のカタチ

どこまでも暖かく包み込む

時代の香り

お巡りさんも歌い出すような

平凡な平和がここにはある

これこそが現実、と認めれば

変わらない過去を生き続けれる

理想を形にするのさ

誰も忘れないように

僕だけのツイッギーが

泣くことのないように

今日を生き抜く勇気と

明日を迎える希望をあの子は持ってる

駆け上がる先の止まった時計

終わる時代を嘲笑っているの

2000GTに愛を乗せ

丈の短い君を気にかけ

”どこにも行かない”と言った

あの日を取り戻しに行こう

動き出した時計の音がする

この部屋にはもういられないな

君と見ていた白黒テレビが

よく流していた曲を思い出す

ひび割れた古いレコード

針をのせて回り出す

この部屋で最後の曲

そうだ、こんな歌だった。

「花びらの白色は 恋人の色」

夕焼けの赤色は カーテンもないこの部屋の色