Lyric

改札通り手を振った君と別れ

正午観光客でごった返す

賑やかな市場

響く呼び込みの声　溢れる笑顔

「終わって行くこと」

みんな胸の内にしまい　口にしない

それでいい　それでいいと思えた

出かかった言葉留めた

財布の中身は相変わらず

小銭の音しかしない

「金はないけど上手くやっている」

って強がりたまに辛くなっている

店先に並ぶ色とりどりの果物に

心躍らせ

遅い歩みでなんとか

ここまで来たんだ

きっと生きて行ける

新緑　風にゆらめく

深みを増した青の陰で憩う

燃え盛る実りに祈り

落ちて行くリズム

芽吹きを待ち遠しむ

沈黙　空に瞬く

二人明かした夜の色を想う

声上げる命に１人

溶けて行くリズム

息吹を待ち遠しむ

埃被った本の山でまさかの邂逅

回答求めているわけではなく

予期せぬことに救われる

顔をしかめた店主

立ち読みしてかれこれ過ぎた数時間

あたりは暗くなり

市営住宅の明かり　ほのやかに灯り

家路に着く人たちが

足早に過ぎ去っていく

酒場　暖簾越しに漏れる談笑

入ろうか迷う　程良い感傷

ミニシアターのレイトショー

空いた客席に腰掛け

まだ見ぬが景色がやって来るんだ

きっと生きて行ける

新緑　風にゆらめく

深みを増した青の陰で憩う

燃え盛る実りに祈り

落ちて行くリズム

芽吹きを待ち遠しむ

沈黙　空に瞬く

二人明かした夜の色を想う

声上げる命に１人

溶けて行くリズム

息吹を待ち遠しむ

一杯の珈琲

一本の煙草で一服

一息つく

一つの身体

交じり合う一時に

差し込んだ一筋の光

一杯の珈琲

一本の煙草で一服

一息つく

一つの身体

交じり合う一時に

差し込んだ一筋の光

新緑　風にゆらめく

深みを増した青の陰で憩う

燃え盛る実りに祈り

落ちて行くリズム

芽吹きを待ち遠しむ

沈黙　空に瞬く

二人明かした夜の色を想う

声上げる命に１人

溶けて行くリズム

息吹を待ち遠しむ