歌詞

浅い眠りが覚めたら

すでに知らない舟の中で

知らない子供になって底を這い回る

やさしい歌になれたらいいな

やさしい人であれたらいいな

月の映った水を啜るだけ

いくら啜っても潤わないが

形もなくした黒い夜の水はね

すごいすごい、

すごい綺麗で泣いたよ

ねー、

それじゃ、声なんてなくっても

歌えるじゃんか。

ゆらゆら揺れる

小舟が夜を裂いて

細く進んでいる

僕はここできみを

忘れないから。

かすれた声から

やさしいあなたに呼びかける

エゴです

彼女にあったら言って欲しいな

やさしいあなたの愛した先生はね

すごい惨めに死んだよ

って。

それで、わたしの心は

満たされるから。

ゆらゆら揺れる

小舟が夜を裂いて

細く進んでいく

どこに行くか知らない

忘れなくても

悲しくなっても

届かない歌を歌うのは嘘です