歌詞

今日も雲は行き、水は流れる

淀みない世界は絶えず動いて

濁った目をした僕だけが

きらめく水面に目を瞑った

おひとり様が気楽なもので

誰もいないことになった坂道を

早足で行く僕に宛てられた

拝啓穀潰し

歯車になりたいなんて嘘

なれっこないしなりたくもないや

錆びを貶される道理もないから

まあ、気ままに鉄屑をやるよ

泥でできた小さいプライド

触んないでね、ワレモノ注意

惚れた、腫れた、がらがら崩れた

拝啓穀潰し

何かを変えたい

そうは言っても「あと五分だけ」

布団丸まって思い巡らせ

いかほどの鋭利が生まれるだろう

誰の心も抉ることなく

傷跡さえも残せないで

遺骨は空を舞っていく

遺骨は空を舞っていく

ああ、関係ない話

歩み寄れない僕には

歩み寄らない僕には

今日も雲は行き、水は流れる

淀みない世界は絶えず動いて

濁った目をした僕だけが

きらめく水面に目を瞑った

相変わらず冴えない僕だけど

そんな僕でも

「最近どうだい？」

そんな書き出しの手紙待ってるの

拝啓穀潰し