Lyric

ハッピーエンドは

きっと生まれた瞬間だったって震撼

あとは冗長なエピローグ

延々と続く惰性の余生

（だっせぇ　だっせぇ　だっせぇ）

夕日色した信号が

燻ぶる私　嗤ってる

血潮はそれより濃く赤く

胸の奥で光ってる

（爛々爛々爛々　爛々爛々爛々）

わたしに宿るな

愛しているとか　愛してないとか

もうたくさんなんだ

きれいなままじゃ　もういられないや

嘘も真も言ったもん勝ち

いちゃもんばっかって痛感

傷に彫り込まれた刺青

永遠に消えぬ空想の偶像

（くっそぅ　くっそぅ　くっそぅ）

踊れぬ靴　履かされて

踊らされ　滑稽でしょ？

これから飛び降りるみたいに

脱いで　先を揃えた

涸れた海辺で　ひとり踊る

下ろした脚は

情の一切を庇うことなく踏み砕く

音は割れる薄氷に似ていた

薄らぐ痛覚は感傷／干渉を　放棄している

砂塗れだって血だらけだったって

なあ　きれいだよな　なあ ───

疲れ果てようと　踊り明かそう

散った痛みが　足元で乱反射してる

斜陽はもうじき帳を下ろす

朝日の昇る時間を告げずに