歌詞

落ちた桜　股にかけて

細い体躯の前

胡乱な目で見上げてる

吐いた息、戻ることはなくて

ぽつりと出た

生きててごめんねって

響くチャイム

叫ぶカラス

通る雨の報せ

瞬きも出来なくて

ああ　わかることなんてちっぽけな事だけなんだよ。

そうだよ

だけどね

突き刺す　言葉の渦

苦しむ　人の慟哭に触れ

心救われる私は

きっと醜い獣だ

死んだ誰かに可哀そうって

言葉、張り付けて

余り物の未来に追われ

生きていかなくちゃと

死んだら終わりと

誰かに刺され　打たれ　転び

生きてるんだ。

未来へ

この先もずっと生かされて

醜い心　殺せ

覗く水面　浅く映る

細い体躯の前

胡乱な目でみつめている

吸った息、外に吐きたくてね

ぽつりと出た

生きてて偉いねって

響く嬌笑

跳ねる飛沫

通る夏の調べ

瞬きも出来なくて

ああ　どこか遠く逃げて、すべてから消えた

色付く記憶のかけらに溺れる

死んだ私に可哀そうって

言葉張り付けて

借り物の未来を貼られ

こうはなりなくないと

後ろ向きでもいいと

誰かと笑い　泣いて　乞われ

生きて行くんだ。

未来へ

この先もずっと生かされて

歩いていこう

生きろ