歌詞

シー・エイト・エイチ・イレブン・エヌ・オー・ツー

まるで愛の代用品

痛くも痒くもないのに 離れられない

ドーパミン、また一粒

返事はなくても 通知だけで生き返る

笑えない自分すら どこか好きになった

優しさってドクでしょ？ 一回で効くから

また呼吸のフリして 君を吸い込んだ

友達には全部 平気って言ってる

でも画面の君にしか 心が反応しない

“どうせまた消えるくせに”

そんな言葉も 効いてしまうの

ドーパミンに溺れてたい

君じゃなくてもいいはずなのに

名前呼ばれた瞬間に

心ごと撃たれてしまうの

C₈H₁₁NO₂

それが君、それが私

壊れてても やめられない

痛くもないのに 癖になる

優しい人には興味ない

都合よく扱われたい

安心するより 揺れていたい

“好き”なんていらない 気づかれたくない

君の曖昧なLINEが 私の世界の中心

未読でも既読でも地獄

なのに、君しか知らない記憶

もうとっくに 終わってた恋なのに

ドーパミンで呼吸してる

誰かじゃなくて“君”じゃなきゃダメ

名前が胸に刺さるだけで

まだ生きてるって錯覚するの

C₈H₁₁NO₂

止めどきさえも見失って

優しさより 冷たさが

私を繋ぎ止めてる

本当は分かってる

君は私を愛してなんかいない

でも、愛されるフリが

一番気持ちいいってことも

ドーパミンが満たしてく

リアルなんかじゃ足りないから

優しさより ドクのほうが

心の奥 痺れるでしょ？

C₈H₁₁NO₂

きっと恋より近いもの

冷めたままでも 離れない

これが私の“愛”なんだ

シー・エイト・エイチ・イレブン・エヌ・オー・ツー

また今日も摂取中