GUMI Front Cover

Lyric

GUMI

Archangel

風見鶏が羽ばたいたそら 暗がりに守られながらむせ返る

「フェアリータイプにゃ吝嗇だけれど」 余情の蝉まで耐えられず

踏切と淤泥の膏薬に 糠雨と土を注いで焼け出すの

餡を溶かしてく硯の海辺で 出し渋らないで泣いていたかあった

葉陰で綴った奴の声だけで 赤目がこぼれて滴る夏が

逃げ水のような 午後の光に 脅されてるのは僕なんだ

迷い戸惑いもどうでもいいさ 斑に染まる空のひな型に

奴らが望んだ世界がもし胸底にあるなら吐きこぼそうぜ

櫛の羽に絡んだ飴玉たちが緩んだ髪からこぼれないように

雨音も知らずに誰かの海になろうとしたこと許してください

色褪せた紫煙を飲み干すと 精悍な目つきでこちらを見ている

人目焼けした肌に降り注いだ 毒舌は舌先が焦げる

昏れそうな言葉で生きている アカムシたちの椅子をかい潜っては

勝手に踏み入るあの跫跡とが 耳朶に焼き付いて終わらないんだ

視線を落として畳目数えて拳骨食らって膝が笑ってる

寝ても覚めてもなにか燃えてる 淡黄色を飲み込んだ

茜色の死に棲み着く紫蘇は 血晶のような愛しみを得て

鮮やかな四旬はもう亡くなって 痛い罪業で埋まる箱の中

狂いそうなほどに壊れてるけど 狂おしいほどに愛してるけれど

何も無いと確信が持てるまで 待ち続けるんだ その日が来るまで

  • Lyricist

    Archangel

  • Composer

    Archangel

  • Producer

    Archangel

  • Synthesizer

    Archangel

  • Songwriter

    Archangel

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