Journeyman

現在、whaleoというラップアーティストは、他のラッパーたちと比較して非常に特異な立ち位置にある。和歌山のBLCAKBOXを拠点に活動しているが、韓国で活動する際にはGPSというレーベルを拠点にしているためだ。この独特な二重の拠点のおかげで、彼はそれぞれの音楽的影響力を融合させた独自のサウンドを生み出し、同時に日本と韓国のヒップホップシーンでそれぞれのアイデンティティを維持する特別な位置に到達しようとしている。この曲「Journeyman」は、それを実験するためのシングルであり、日本と韓国を行き来しながら考えたユーモラスな歌詞と、アメリカ・アトランタからの影響を受けたフローを取り入れて、whaleoの持つ色を固めた。また、最近MIKADO、JAKEN、炒炒、7、Young Zettonなど多くの有名ラッパーを手掛けているオールラウンドプロデューサー@lionmelo37と、韓国のHOMIES、SINCE、CHANGMO、SUPERBEEなど多くの有名ラッパーを手掛けるヒップホッププロデューサー@gps.leansmokeが協力して作り出した東アジア的要素が満載のループ、そして中毒性のあるドラムパターンが曲の完成度を高め、今年中にリリースされる日本デビューEPへの期待感を高めている。