Lyric

地上の白い光

眩しくて　星が消えていく

そんな冷たい夜には　まぶたに星を描く

ひとりぼっちの日々は　すみっこで透明になって

誰にもつかまらないように　心ごと空に飛ばした

真っ暗闇に浮かぶ　ぽっかり丸い空

うっかり目を開けて　照らされないように

今でもあの空に見えるというの？

望みが まだそこにあるのなら

善意という名前の 凶器を振りかざして

見下ろす無意識の欲と　無邪気な黒い笑顔

ひとりぼっちの夜は　裏側が透けて見えて

目を閉じ　耳を塞いでも

流れ込む　もう　息ができない

真っ暗闇に空いた　ぽっかり丸い空

見上げた二つの目が　闇の星になる

今なら空にも見えるというの？

望みが まだそこにあるのなら

静寂におののいて　身をひそめている

こっそり目を開けて　星が見えたら

空から一筋にひかり射して

闇の向こうへ消えていく