THE THIRD CROWのジャケット写真

歌詞

回想

鴉田 陽太郎

頭の中に

消えることない

あなたの残像浮かべて消していく

日の沈む頃影が伸びてく

道の途中立ち止まり思う

ただ愛されるそれだけで

何もいらないほど好きだった

少しずつ離れてく距離

貴方の気持ちが冷めていく

知っていたから…

もう何年も年月が過ぎ

帰れないあの頃に

いくら思い馳せても

虚しさが募る風の音聞いて

思い出す現実の世界を

遠ざかる街の灯りを背に

たった一人歩く季節の終わりの夜道

愛の心は失くさないよう

いつも持ってたつもりだったんだよ

ぎこちなく言う愛の言葉に

いつしか何か不安を感じ

ただ一人きりの冬の日

ソファーにもたれて見た夢に

どこか似てるようで涙した

幾千の記憶蘇る

そんな恋だった

こんなにも人を好きになって

何もかも捨て去って

捧げたいと思うこと

こんなこともうきっとないでしょう

永遠に心から愛せるほどの恋は

寒さは心の穴を抜けて

涙を凍らし長い夜の海に落ちる

もう何年も年月が過ぎ

帰れないあの頃に

いくら思い馳せても

こんなにも人を好きになることは

この先の人生でもないから

雪のように儚く冷たい

貴方を見送った

後ろ姿遠くなる

いつかまたここで会えるかな

きっと何気ないある日の昼下がりに

惜別の運命を知りながら

恋をした二人の淀みなく儚い

最後の季節の歌

  • 作詞

    Yotaro Karasuda

  • 作曲

    Yotaro Karasuda

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鴉田陽太郎の2021年最初のリリースとなる今作は、冬〜初春をテーマにした”コンセプトアルバム”となった。1曲目の「All-time high」にて爽快に幕を開け、「Dearest」、「Live for the moment」など明るい曲調が続く前半、そして打って変わって「夢心地」、「回想」といった切ない曲が続く後半と、14曲という曲数を感じさせない展開を見せる。そしてアルバムのラストを締めくくる「3.11」は、東日本大震災から10年を数える今年、幼少期を仙台で過ごした彼の故郷への想いが詰まった渾身の一曲といえよう。過去2作をも超え得る傑作となった本作は、早くも2021年を代表する作品となりそうだ。

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