歌詞

今年こそ

何か育てたいな

器を眺めて

君は呟く

植えている姿も咲く花も

僕は想像できなかった

食べかけのパンに

興味がなくなって

二人して出かける

支度をする

君の服や表情で

季節が

変わったことを知るんだ

携帯電話を

失くしてから

見つけるまでの時間

何かに一番

打ち込んだ時間が

皮膚と

空のさかいめで

くるまっている

「誰も悪くない」

って呟く答えは

誰かを

責めたそうだよ

今日生まれて

今日歳をとる

一つ前の電車に

乗っていたら

わからなかった

花に心がないこと

知ってはいたけど

散って枯れて

繰り返す

うちに忘れて

いたんだ

携帯電話を

失くしてから

見つけるまでの時間

何かに一番

打ち込んだ時間を

もう一度だけ

皮膚と

空のさかいめで

くるまっている

「誰も悪くない」

って呟く答えは

誰かを

責めたそうだよ

さよならの時の

君の声と顔が

出会った日

と

同じ

とか

考えていた