歌詞

灯が消える街 (オリジナルver)

手のひらの熱が　少しずつ冷めてく

名前もいらない　夜を越えて

灯（ひ）が消える街で　君を探してる

光るノイズの中　声を失くしたまま

焦げた心臓が　まだ動いてる

止められない衝動だけが

僕を生かしてる

擦れたギターが　風を裂いて

灰になった日々を　かき集めてる

誰のせいでもない　痛みの中で

何度も世界を　蹴り飛ばしてきた

残響（ざんきょう）の向こうに　微かな朝が

指先を染めていく

灯（ひ）が消える街で　君を探してる

滲むノイズの中　何かを叫んでる

壊れた心臓が　まだ動いてる

止められない衝動だけが

僕を燃やしてる

もう一度　光れ

消える前に

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都市のざらついた夜に、かすかな熱を残して灯が消える。
焦燥と静寂が交錯するストレートなロックナンバー。
乾いたギターとタイトなリズムが、失われた衝動の残響を描く。
“燃え尽きる前の瞬間”を刻む、灰の距離の幕開け。

灰の距離
灰の距離は、佐藤怜（Vo/Gt）、森川蓮（Ba）、美咲（Dr）による日本の3ピース・ロックバンド。冷えた都市の空気と内側に残る熱をテーマに、乾いたギターとタイトなリズムで焦燥と静寂を鳴らす。そのサウンドは、NUMBER GIRLやFUZZY CONTROLに通じる衝動性と、現代的な無機質さを併せ持つ。「燃え尽きる前の光」を描くように、灰の温度を測るように、彼らの音は常にギリギリのところで生きている。
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